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イグス株式会社（東京都墨田区）は、万能タイプで最も使用されているすべり軸受「イグリデュールG」の改良版「イグリデュールG1」を発表しました。その他の「イグリデュール」と同様に無潤滑・メンテナンスフリーであることをはじめ、高温耐性や低い吸湿性、改良された摩擦・摩耗特性等に優れており、全体的にイグリデュールGと比較して性能は2倍になりました。

新しい「イグリデュールG1」は、5MPa迄の面圧における摩耗率を従来品イグリデュールGの1/4レベルにまで低減しました。使用条件にもよりますが、高負荷での寿命はほぼ2倍になりました。加えて、この新型万能バージョンは連続使用温度180°Cまで使用可能です(イグリデュールGは130°C)。また、ベアリングの抜け止めが必要な温度も120℃と従来の1.5倍まで上昇しています。吸湿率が半減したことも合わせると、これまでより広範囲の環境下 で使用できます。イグリデュール軸受部門責任者のレネー・アハニッツによると、「この新材質は、これまで金属ベアリングからの置換えができなかった可動領域に適応します。金属製ベアリングからの置換えによって、ユーザーは約40パーセントのコスト削減や軸受の長寿命化に加えて、無潤滑で軽量、耐食性などのイグリデュールならではの材質特性が得られます。」イグリデュールG1は先ず113の標準寸法でスリーブ型軸受およびフランジ型軸受として提供します。

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