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イグス株式会社（東京都墨田区）は、自社の樹脂製ケーブル保護管・エナジーチェーンの使用事例コンテスト「ベクター賞」の募集を開始しました。

今回で第9回目の開催となるベクター賞は、産業用途におけるイグスのケーブル保護管・エナジーチェーンの使用事例を募集し、革新的な事例を表彰するコンテストです。2008年から隔年で開催され、年を追うごとに応募事例数を増やしています。2022年は、世界36の国と地域から233件の応募がありました。
技術面・コスト面に優れ、独創性にあふれる事例にベクター金賞・銀賞・銅賞が授与される他、特にサステナビリティに優れたプロジェクトを表彰するグリーンベクター賞も設けています。最優秀賞のベクター金賞には5,000ユーロ、銀賞には2,500ユーロ、銅賞とグリーンベクター賞には1,000ユーロの賞金が授与されます。応募締め切りは2024年2月9日で、各分野を代表する研究者や業界誌、およびメーカーの専門家によって構成される審査員が受賞者を選出します。授賞式は2024年4月にドイツで開催されるハノーバーメッセで行われる予定です。
エナジーチェーンを活用する皆様からの創造的な事例の応募をお待ちしております。

ベクター賞2024に関する詳細はこちら

https://www.igus.co.jp/info/vector-award

使用事例の応募フォームはこちら

https://registration.vector-award.com/ja/registration-for-vector-2024-2/



ベクター賞2022の受賞事例

●ベクター金賞：HUNGEXPO多目的ホール／Gepber Szinpad社（ハンガリー）
ハンガリー・ブダペストHUNGEXPO国際見本市センターの多目的ホールの事例が受賞しました。ホールの変形する床下の電気機械式昇降装置に、エナジーチェーン3400型とチェーンフレックス動力およびデータケーブルが使用されています。ボタンを押すだけで映画館のような階段式の構造や、オーケストラピットのある舞台を作ることができる自動化アプリケーションにより、複数の大きなイベントを最小限の労力で開催することが可能となりました。

●ベクター銀賞： サッカースタジアムの芝育成用照明システム／Rhenac GreenTec社（ドイツ）
フェルティンス・アレーナ（VELTINS Arena）の芝育成用照明システムの事例が受賞しました。ロールeチェーンによって、120mストロークでの押し引き力を最小限に抑えています。システム内ではショートストローク用のコンパクトなエナジーチェーンとチェーンフレックスケーブルも使用されており、長寿命を実現しメンテナンス費用を抑えています。

●ベクター銅賞：世界最長規模のエナジーチェーン／Talwandi Sabo Power社（インド）
バケットホイールエクスカベーターにエナジーチェーンシステムを使用した事例が受賞しました。ケーブル保護管、ケーブル、センサーを組み合わせることで、プラントの稼働率、耐久性、運転中の安全性を向上させています。プラスチック製のエナジーチェーンは重量削減やケーブルガイドの簡素化につながり、オペレーターのメンテナンスの手間や費用を大幅に削減しています。

●グリーンベクター賞：経済的な灌漑システム／Dercks Gartenbau社（ドイツ）
45mストロークの高精度な灌漑システムにエナジーチェーンを使用した事例が受賞しました。わずか4年後のイニシャルコスト償却を予定した事例です。



以上

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